砂漠の王と拾われ花嫁
「リセ姫が好きになってしまいました」
唖然としている父親にもう一度言う。
「何を言っているのだ!」
タヒールはまさか自分の息子がそんなことを言うとは思ってもみなかっただけに驚きの声をあげた。
「リセ姫を愛しているのです」
「ふざけた事を言うな!数度会っただけで何を愛していると言うのだ!」
「そうよ タージルお兄様、あの子のどこが良いのか理解できないわ」
ファティマも手をひらひらさせて父親の意見に賛成だ。
それでもタージルは冷静さを失わない。
口元に笑みを浮かべて窓際に立つ。
息子の余裕ある行動にタヒールは首をかしげる。
唖然としている父親にもう一度言う。
「何を言っているのだ!」
タヒールはまさか自分の息子がそんなことを言うとは思ってもみなかっただけに驚きの声をあげた。
「リセ姫を愛しているのです」
「ふざけた事を言うな!数度会っただけで何を愛していると言うのだ!」
「そうよ タージルお兄様、あの子のどこが良いのか理解できないわ」
ファティマも手をひらひらさせて父親の意見に賛成だ。
それでもタージルは冷静さを失わない。
口元に笑みを浮かべて窓際に立つ。
息子の余裕ある行動にタヒールは首をかしげる。