砂漠の王と拾われ花嫁
「姫君?」
「そうです わたくしは貴方に興味がありません もうこの中庭へは来ないでください」
今の莉世には余裕がなかった。
愛しているのはラシッドで、他の男性は目に入らない。
そして莉世を何よりも悩ませている問題がある。
イムランが楽器をその場に置くと近づいてきた。
「姫君、そんな事をおっしゃると胸が痛みます」
目の前に立ったイムランは莉世の頬に手を触れた。
ビクッ
莉世は驚いて顔を背(そむ)ける。
「そうです わたくしは貴方に興味がありません もうこの中庭へは来ないでください」
今の莉世には余裕がなかった。
愛しているのはラシッドで、他の男性は目に入らない。
そして莉世を何よりも悩ませている問題がある。
イムランが楽器をその場に置くと近づいてきた。
「姫君、そんな事をおっしゃると胸が痛みます」
目の前に立ったイムランは莉世の頬に手を触れた。
ビクッ
莉世は驚いて顔を背(そむ)ける。