砂漠の王と拾われ花嫁
帰りたい
「アーメッド、まだ医師は見つからないのか!?」
執務室でアーメッドに聞くがまだ見つからないと言う。
「殿下、このままでは姫君は后にはなれません」
「なんだと!?」
ラシッドがアーメッドを睨み付ける。
「なぜだ!?」
「身体の不自由な者が后の仕事がこなせるわけがありません」
「別に后でも仕事などないだろう?」
最初からアーメッドは莉世をラシッドの妻になることを反対していた。
それは異世界の娘だから。
いつの日か、元の世界に戻るときが来るかもしれない。
アーメッドはそう思っていた。
執務室でアーメッドに聞くがまだ見つからないと言う。
「殿下、このままでは姫君は后にはなれません」
「なんだと!?」
ラシッドがアーメッドを睨み付ける。
「なぜだ!?」
「身体の不自由な者が后の仕事がこなせるわけがありません」
「別に后でも仕事などないだろう?」
最初からアーメッドは莉世をラシッドの妻になることを反対していた。
それは異世界の娘だから。
いつの日か、元の世界に戻るときが来るかもしれない。
アーメッドはそう思っていた。