砂漠の王と拾われ花嫁
ガチャン!



再びカップにお茶を注ぐと取れやすい蓋はテーブルに落ち度バウンドしてから床に落ちた。



「・・・・」



莉世は何もかも放り出したくなった。



もう嫌・・・・。



「やっぱりおできにならないのですね」



軽く溜息を吐かれて莉世はムッとした。



ポットを手にすると女教師に近づき力を振り絞り中身を彼女にぶちまけた。



「きゃーっ!」



胸から下までかかった女教師は気が狂ったように叫んだ。



熱湯ではなかったものの薄い布地を通してまだ熱い。



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