砂漠の王と拾われ花嫁
「リセ!」
「ラシッド殿下、わたくしも悪かったのです 姫様のお手の具合が悪いのにお茶の作法などお教えしてしまい・・・」
女教師の言葉は莉世の耳にはわざとらしく聞こえた。
「先生もそう言っている リセ、ちゃんと謝るんだ」
ラシッドがそう言うと莉世は悲しそうな顔になった。
衝動的にポットの中のお湯をかけてしまったが、自分を平気で傷つけた女教師に謝れと言うラシッドにショックを受けた。
嫌だ・・・何もかも嫌・・・・。
「お兄様なんてだいっきらいっ!」
莉世はラシッドに向けてぶつけると扉を乱暴に開けて出て行った。
「ラシッド殿下、わたくしも悪かったのです 姫様のお手の具合が悪いのにお茶の作法などお教えしてしまい・・・」
女教師の言葉は莉世の耳にはわざとらしく聞こえた。
「先生もそう言っている リセ、ちゃんと謝るんだ」
ラシッドがそう言うと莉世は悲しそうな顔になった。
衝動的にポットの中のお湯をかけてしまったが、自分を平気で傷つけた女教師に謝れと言うラシッドにショックを受けた。
嫌だ・・・何もかも嫌・・・・。
「お兄様なんてだいっきらいっ!」
莉世はラシッドに向けてぶつけると扉を乱暴に開けて出て行った。