砂漠の王と拾われ花嫁
無謀な姫
中庭へと降りる階段を駆け降り、厩舎へと向かう。
厩舎にいたのは仲の良いカリムではなく、他の馬番1人だった。
莉世が風のように現れて小屋の中へ入って行くのをあっけに取られながら見ている。
「何をしているの?手伝いなさい」
カリムがいない事にホッとしつつ、馬に乗るのを止められないよう高飛車に莉世は馬番に言った。
「は、はいっ」
馬番が急いでやって来た。
カリムよりは少し年上の時々見かける少年だった。
馬番はシラユキの柵を外すし、莉世は片手で手綱を掴んだ。
手綱を引っ張り外にシラユキを出す。
厩舎にいたのは仲の良いカリムではなく、他の馬番1人だった。
莉世が風のように現れて小屋の中へ入って行くのをあっけに取られながら見ている。
「何をしているの?手伝いなさい」
カリムがいない事にホッとしつつ、馬に乗るのを止められないよう高飛車に莉世は馬番に言った。
「は、はいっ」
馬番が急いでやって来た。
カリムよりは少し年上の時々見かける少年だった。
馬番はシラユキの柵を外すし、莉世は片手で手綱を掴んだ。
手綱を引っ張り外にシラユキを出す。