砂漠の王と拾われ花嫁
孤独
「カシミール様、姫様がシラユキに乗って外へ行かれたようなのです」
カリムが早口に言うとカシミールは驚いた。
姫君は左手が動かないはず・・・なのにシラユキで?
「本当なのか?宮殿の敷地を回って戻ってこられるのではないのか?」
カシミールは半信半疑だった。
いくら無鉄砲で好奇心旺盛の姫様でも一人で砂漠へ行くなどとは・・・。
「門番の1人が宮殿を出て行く姫様を見たと言っていました!」
ここへ来る途中にカリムもまさかと思い聞いたのだ。
「なんてことだ!」
すぐに殿下に知らせなければ!
「付いて来なさい」
カシミールはカリムを連れてラシッドの執務室へ向かった。
カリムが早口に言うとカシミールは驚いた。
姫君は左手が動かないはず・・・なのにシラユキで?
「本当なのか?宮殿の敷地を回って戻ってこられるのではないのか?」
カシミールは半信半疑だった。
いくら無鉄砲で好奇心旺盛の姫様でも一人で砂漠へ行くなどとは・・・。
「門番の1人が宮殿を出て行く姫様を見たと言っていました!」
ここへ来る途中にカリムもまさかと思い聞いたのだ。
「なんてことだ!」
すぐに殿下に知らせなければ!
「付いて来なさい」
カシミールはカリムを連れてラシッドの執務室へ向かった。