砂漠の王と拾われ花嫁
ラシッドは意識が朦朧としてきた中、紙に包まれた粉薬を口にした。
莉世はラシッドの口に水を流し込む。
効くかわからない?
嫌っ!嫌だよ!
「お兄様っ、お兄様っ・・・」
どうしたらいいの・・・。
顔色はだんだんと蒼白になっていき、呼吸が荒いラシッドに莉世は泣いていた。
「リセ・・・泣くな きっと薬は効く・・・・」
目を閉じているラシッド。
「周りを・・見渡してくれ・・・まだ毒ヘビがいるか・・・」
「は、はいっ!」
莉世は言われたとおりに見回した。
ラシッドに刺された毒ヘビが転がっているだけ。
他の蛇は見当たらなかった。
莉世はラシッドの口に水を流し込む。
効くかわからない?
嫌っ!嫌だよ!
「お兄様っ、お兄様っ・・・」
どうしたらいいの・・・。
顔色はだんだんと蒼白になっていき、呼吸が荒いラシッドに莉世は泣いていた。
「リセ・・・泣くな きっと薬は効く・・・・」
目を閉じているラシッド。
「周りを・・見渡してくれ・・・まだ毒ヘビがいるか・・・」
「は、はいっ!」
莉世は言われたとおりに見回した。
ラシッドに刺された毒ヘビが転がっているだけ。
他の蛇は見当たらなかった。