砂漠の王と拾われ花嫁
「お兄様、馬にお乗りになるの?」
期待をこめて莉世が聞く。
「あぁ、ガラーナが運動不足だからな」
「私もシラユキ(白雪)に乗っても良いですか?」
シラユキと呼ばれる馬は莉世が去年の誕生日にラシッドからプレゼントされた白毛の馬だ。
日本の名前を付けたのはひと目見た瞬間に雪のようだと感じたから。
莉世はラシッドと一緒に遠乗りに出かけたくてうずうずしていた。
「ダメだ」
「どうしてなのですか?」
だめだと言われて顔が沈む。
「もうすぐ暗くなる もしかするとオアシスで一晩明かすかもしれない」
オアシスと聞いて莉世の顔が再び明るくなった。
期待をこめて莉世が聞く。
「あぁ、ガラーナが運動不足だからな」
「私もシラユキ(白雪)に乗っても良いですか?」
シラユキと呼ばれる馬は莉世が去年の誕生日にラシッドからプレゼントされた白毛の馬だ。
日本の名前を付けたのはひと目見た瞬間に雪のようだと感じたから。
莉世はラシッドと一緒に遠乗りに出かけたくてうずうずしていた。
「ダメだ」
「どうしてなのですか?」
だめだと言われて顔が沈む。
「もうすぐ暗くなる もしかするとオアシスで一晩明かすかもしれない」
オアシスと聞いて莉世の顔が再び明るくなった。