砂漠の王と拾われ花嫁
なんだかんだといって召使いの教育が心配なマハルは莉世の元を離れた。
莉世はフッと溜息を吐いてもう一度本を開き読み始めた。
しばらく読んでいると本に影が入った。
「?」
莉世は顔を上げて影の主を見た。
それは1人ではなく3人の若い女性。
「貴方がたは?」
この中庭へは特定のものしか入れないのを知らずに入ってしまったのだろうか?
「わたくしたちが誰であろうと関係ございません」
「あなた方、何を言ってるの!?」
莉世が姫君だという立場も気にしない言葉。
そうだ・・・この者たちはファティマ様の取り巻きの女官たち・・・。
女官といっても良い身分の娘たちだ。
莉世はフッと溜息を吐いてもう一度本を開き読み始めた。
しばらく読んでいると本に影が入った。
「?」
莉世は顔を上げて影の主を見た。
それは1人ではなく3人の若い女性。
「貴方がたは?」
この中庭へは特定のものしか入れないのを知らずに入ってしまったのだろうか?
「わたくしたちが誰であろうと関係ございません」
「あなた方、何を言ってるの!?」
莉世が姫君だという立場も気にしない言葉。
そうだ・・・この者たちはファティマ様の取り巻きの女官たち・・・。
女官といっても良い身分の娘たちだ。