砂漠の王と拾われ花嫁
再び求婚
部屋に戻ってからすぐにラシッドが居間に姿を現した。
「お兄様っ もう執務は終わりですか?」
「ああ これからゆっくり出来る」
莉世の背に手を置くと自分の座るソファーへと導いた。
莉世を座らせ自分も隣へ座る。
アーメッドが扉の傍に立っていなければ自分の膝の上に乗せていただろう。
「殿下、お飲み物は何になさいますか?」
マハルが聞く。
「酒を」
ラシッドはお酒を水のように飲む。
いくら飲んでも酔わない体質なのだ。
「お兄様っ もう執務は終わりですか?」
「ああ これからゆっくり出来る」
莉世の背に手を置くと自分の座るソファーへと導いた。
莉世を座らせ自分も隣へ座る。
アーメッドが扉の傍に立っていなければ自分の膝の上に乗せていただろう。
「殿下、お飲み物は何になさいますか?」
マハルが聞く。
「酒を」
ラシッドはお酒を水のように飲む。
いくら飲んでも酔わない体質なのだ。