砂漠の王と拾われ花嫁
「湯殿で背中を流してくれないか?」


「え?せ、背中?」


食事が終わると莉世に言う。



「ああ 湯殿へ行こう」



「だ、ダメです 恥ずかしい・・・召使いもいるはずです」



ラシッドや莉世は召使いに身体を洗ってもらう習慣なのだ。



いつも湯殿には召使いが控えている。



2人で行くなんて事出来るわけがない。



「召使いは追い払う」



そう言うと唇を重ね、啄ばむようなキスを受ける。



「でも・・・ん・・」



それでもダメといおうと口を開くと舌に占領される。



< 416 / 491 >

この作品をシェア

pagetop