砂漠の王と拾われ花嫁
お兄様・・・いったいどういうつもりなの・・・・・?



ラシッドの口づけに身をゆだねると抱き上げられた。












チャプン・・・・。


大きな広い湯殿の湯船の中には2人だけだった。



莉世は遠くラシッドから離れた所で湯に浸かっている。



布を身体に巻きつけている。



「近くへ」


「だ、だめ」


ラシッドの命令にも近い口調に莉世はかぶりを振る。



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