砂漠の王と拾われ花嫁
「来なければここで襲うぞ?」


「襲うって・・・」



行っても行かなくても襲われそうな感じだ。



今日のお兄様はおかしい。



莉世は戸惑いの表情でラシッドを見ていると立ち上がり近づいてきた。



引き締まったたくましい胸を目の当たりにして莉世の心臓はドキドキと高鳴ってしまう。



腕が伸びて包み込まれるように抱きしめられてしまう。



「可愛いリセ・・・・」



そう言ってラシッドは莉世に口づけた。



優しく啄ばまれ自然と莉世の唇は開いていく。



深く舌を差し入れられて莉世は何も考えられなくなった。



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