砂漠の王と拾われ花嫁
「カリム、わたし書庫で「秘薬」の事を調べてみたの ファティマ様の言うとおり本当に何でも治るって。読めない箇所もあったけど間違いないと思う あれを飲めばわたしの左手は治る」
「姫様・・・」
元はといえば自分のせいなのでカリムは喜んでいる莉世を見て何も言えない。
嫌な予感がするのは気のせいなのだろうか。
「明日、お兄様と結婚式をあげるわ 皆に反対されているけどお兄様はかまわないって」
「それはおめでとうございます 大丈夫です ラシッド殿下ならばきっと皆さんを納得させる事が出来るはずです」
「うん そう思ってる だからわたしの左手が動くようになればなおさら良いと思うの」
動く事を想像して莉世はうれしくなりカリムに笑みを向けたのだった。
「いつ飲むのですか?」
「姫様・・・」
元はといえば自分のせいなのでカリムは喜んでいる莉世を見て何も言えない。
嫌な予感がするのは気のせいなのだろうか。
「明日、お兄様と結婚式をあげるわ 皆に反対されているけどお兄様はかまわないって」
「それはおめでとうございます 大丈夫です ラシッド殿下ならばきっと皆さんを納得させる事が出来るはずです」
「うん そう思ってる だからわたしの左手が動くようになればなおさら良いと思うの」
動く事を想像して莉世はうれしくなりカリムに笑みを向けたのだった。
「いつ飲むのですか?」