砂漠の王と拾われ花嫁
ラシッドは莉世を見つめていた。
まだ熱は高く呼吸も荒い。
苦しまないでくれ!
莉世の苦しむ姿を見たくない。
ここ数日で莉世はかなり痩せてしまっていた。
ラシッドは莉世の額の汗を冷たい布で拭う。
信頼の置けるものしか莉世に付けていない為に昼夜傍にいるマハルは疲れて部屋の隅のソファーで眠っていた。
扉が小さく叩かれた。
その音にマハルも反応して目を開ける。
「わたしとした事が寝てしまって」
いつの間にかうたた寝をしてしまっていたらしい。
慌ててソファーから立ち上がる。
「わたしが運んだんだ 疲れているだろう 横になっていなさい」
ラシッドはタオルを桶に入れると扉に向かった。
まだ熱は高く呼吸も荒い。
苦しまないでくれ!
莉世の苦しむ姿を見たくない。
ここ数日で莉世はかなり痩せてしまっていた。
ラシッドは莉世の額の汗を冷たい布で拭う。
信頼の置けるものしか莉世に付けていない為に昼夜傍にいるマハルは疲れて部屋の隅のソファーで眠っていた。
扉が小さく叩かれた。
その音にマハルも反応して目を開ける。
「わたしとした事が寝てしまって」
いつの間にかうたた寝をしてしまっていたらしい。
慌ててソファーから立ち上がる。
「わたしが運んだんだ 疲れているだろう 横になっていなさい」
ラシッドはタオルを桶に入れると扉に向かった。