砂漠の王と拾われ花嫁
「お父様・・・」
不安そうな顔になった娘を見てタヒールは頷く。
「お前の地位は危なくなる」
殿下の心はあの娘に向いているのだから、治ったならば実力行使に出るだろう。
「そんなバカな!」
ファティマは両手で顔を覆った。
「ファティマや・・・そう嘆くな。わたしが何とかしてやる」
うなだれる肩を数度叩く。
「お父様・・・何とかって・・?」
「もうあの娘を生かしておく事は出来ない」
タヒールは決心した。
不安そうな顔になった娘を見てタヒールは頷く。
「お前の地位は危なくなる」
殿下の心はあの娘に向いているのだから、治ったならば実力行使に出るだろう。
「そんなバカな!」
ファティマは両手で顔を覆った。
「ファティマや・・・そう嘆くな。わたしが何とかしてやる」
うなだれる肩を数度叩く。
「お父様・・・何とかって・・?」
「もうあの娘を生かしておく事は出来ない」
タヒールは決心した。