砂漠の王と拾われ花嫁
「リセの左手が治ったのだ もう誰も何も言えないだろう?」
クッと口元を上げ笑う。
「殿下!それは!」
心の中で早くタヒール大臣にこの事を話さねばと焦る。
「そうだな・・・明日に結婚式を挙げる その時、存分にリセの快気祝いをしてくれ」
「は、はあ・・・」
* * * * * *
アフマド大臣からラシッドの話を一部始終、聞くとタヒールは思っていた通りだと眉を寄せた。
殿下はファティマを妃にすると公言したはずなのにあの娘と結婚しようとしている。
やはりあの娘はやらなければ・・・。
結婚式の前夜祭と称して、殿下をあの娘から離し亡き者にしなければ。
クッと口元を上げ笑う。
「殿下!それは!」
心の中で早くタヒール大臣にこの事を話さねばと焦る。
「そうだな・・・明日に結婚式を挙げる その時、存分にリセの快気祝いをしてくれ」
「は、はあ・・・」
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アフマド大臣からラシッドの話を一部始終、聞くとタヒールは思っていた通りだと眉を寄せた。
殿下はファティマを妃にすると公言したはずなのにあの娘と結婚しようとしている。
やはりあの娘はやらなければ・・・。
結婚式の前夜祭と称して、殿下をあの娘から離し亡き者にしなければ。