砂漠の王と拾われ花嫁
「まだ姫様は目を覚まされないのですね」
ムハンドは静かに眠る莉世を見やった。
その言葉は部屋を出て行くタヒールに聞こえた。
「な、なんだと!?」
娘はまだ目を覚ましていないだと!?
アクバールとカシミールに掴まれていたタヒールは部屋を振り返った。
「そうだ、タヒール まだリセはこん睡状態だ」
ラシッドに告げられタヒールは怒りに顔を真っ赤にさせた。
まんまと嵌められたのだ!
「連れて行け」
悔しそうなタヒールはラシッドの目の前から消えた。
ムハンドは静かに眠る莉世を見やった。
その言葉は部屋を出て行くタヒールに聞こえた。
「な、なんだと!?」
娘はまだ目を覚ましていないだと!?
アクバールとカシミールに掴まれていたタヒールは部屋を振り返った。
「そうだ、タヒール まだリセはこん睡状態だ」
ラシッドに告げられタヒールは怒りに顔を真っ赤にさせた。
まんまと嵌められたのだ!
「連れて行け」
悔しそうなタヒールはラシッドの目の前から消えた。