砂漠の王と拾われ花嫁
「お兄様っ!わたしは反対です!ファティマ様がいなければわたしはあのままだったわ お兄様の妻になれず苦しんでいたかもしれない」
良く言えばファティマ様はわたしの恩人。
「お兄様、どうにか刑を軽くしてくださいっ」
莉世は両手を合わせて懇願した。
「お前は優しい・・・・素晴らしい国母になるだろう」
ラシッドは涙をためて言う莉世に微笑んだ。
「では何とかしてくださるのですね?」
「わたしの一存では何とも言えないが長老たちに話してみよう」
ラシッドはそう約束して莉世を安心させた。
その後、ファティマは国外追放処分になった。
他の国に知り合いがいるので不自由はないだろうと莉世は聞いてほっとした。
そして、タヒール一族はジャダハール国を出て行ったと数日後聞いたのだった。
その中にタージルもいた。
良く言えばファティマ様はわたしの恩人。
「お兄様、どうにか刑を軽くしてくださいっ」
莉世は両手を合わせて懇願した。
「お前は優しい・・・・素晴らしい国母になるだろう」
ラシッドは涙をためて言う莉世に微笑んだ。
「では何とかしてくださるのですね?」
「わたしの一存では何とも言えないが長老たちに話してみよう」
ラシッドはそう約束して莉世を安心させた。
その後、ファティマは国外追放処分になった。
他の国に知り合いがいるので不自由はないだろうと莉世は聞いてほっとした。
そして、タヒール一族はジャダハール国を出て行ったと数日後聞いたのだった。
その中にタージルもいた。