砂漠の王と拾われ花嫁
「殿下のご機嫌を伺いに来たのでございます」
「ふん、余計な事を」
ラシッドはクッションには座らずに立ったままだ。
「それは冗談といたしまして・・・我が娘の話は如何なものだろうかと」
タヒールの一番下の娘をラシッドに嫁がせようと考えている。
そのアプローチはその娘が生まれてからすぐに始まった。
「またお前の娘の話か・・・」
「殿下、娘のファティマは殿下にぴったりではないかと」
ラシッドに嫁がせる為に一番下の娘を溺愛し、容姿や教養を磨かせたのだ。
「ふん、余計な事を」
ラシッドはクッションには座らずに立ったままだ。
「それは冗談といたしまして・・・我が娘の話は如何なものだろうかと」
タヒールの一番下の娘をラシッドに嫁がせようと考えている。
そのアプローチはその娘が生まれてからすぐに始まった。
「またお前の娘の話か・・・」
「殿下、娘のファティマは殿下にぴったりではないかと」
ラシッドに嫁がせる為に一番下の娘を溺愛し、容姿や教養を磨かせたのだ。