砂漠の王と拾われ花嫁
「他の大臣たちも殿下の動向を心配しております」
「私の動向?」
ラシッドが眉間に皺を寄せる。
「もうそろそろリセ様と同じ部屋はまずいかと」
タヒールが声を低くして言う。
「同じ部屋ではない」
自分の寝室とリセの寝室の間に居間がある。
一緒に寝ていることを考えればかなりの屁理屈をラシッドは言っていた。
だが、タヒールは一緒に寝ている事を知らないだろう。
「しかし、昔のように宴を開かずにリセ様と一緒に夕餉を召し上がる これではいけません まるで夫婦のようではありませんか」
「私の動向?」
ラシッドが眉間に皺を寄せる。
「もうそろそろリセ様と同じ部屋はまずいかと」
タヒールが声を低くして言う。
「同じ部屋ではない」
自分の寝室とリセの寝室の間に居間がある。
一緒に寝ていることを考えればかなりの屁理屈をラシッドは言っていた。
だが、タヒールは一緒に寝ている事を知らないだろう。
「しかし、昔のように宴を開かずにリセ様と一緒に夕餉を召し上がる これではいけません まるで夫婦のようではありませんか」