砂漠の王と拾われ花嫁
「だからお前の娘を娶れと?」
タヒールの話を聞いていると苛立ちがこみ上げてくる。
「はい 娘と結婚なさればお2人のお噂など瞬く間に消えさり、リセ様のご婚礼もすぐに決まることでしょう」
「リセの婚礼だと?」
ラシッドの手にしていたペンがパキッと真っ二つに折れた。
リセが他の男の物になると考えただけで煮えたぎる思いに襲われた。
「はい リセ様は殿下が後見人 すぐにリセ様を貰い受けたいと言う者が出てきます」
「タヒール、出て行け、そんな話など聞きたくはない アーメッド!」
傍に控えていたアーメッドはタヒールに深く頭を下げ部屋から出て行くように促した。
タヒールの話を聞いていると苛立ちがこみ上げてくる。
「はい 娘と結婚なさればお2人のお噂など瞬く間に消えさり、リセ様のご婚礼もすぐに決まることでしょう」
「リセの婚礼だと?」
ラシッドの手にしていたペンがパキッと真っ二つに折れた。
リセが他の男の物になると考えただけで煮えたぎる思いに襲われた。
「はい リセ様は殿下が後見人 すぐにリセ様を貰い受けたいと言う者が出てきます」
「タヒール、出て行け、そんな話など聞きたくはない アーメッド!」
傍に控えていたアーメッドはタヒールに深く頭を下げ部屋から出て行くように促した。