砂漠の王と拾われ花嫁
「アーメッド、リセの所へ行って来る お前はこの書類を仕上げておけ」
ラシッドは横柄にアーメッドに書類を渡すと執務室を出て行った。
残されたアーメッドは思いっきり深く溜息を吐いたのだった。
* * * * * *
莉世はマハルにお腹が空いたと言ったものの食事が運ばれるといつもの食欲は無く、マハルを心配させないように少しずつ口に運んでいた。
居間の扉が開き、ラシッドが入ってきた。
「お兄様・・・」
入ってきたラシッドは無表情で莉世は見つめるだけだった。
「食事中か・・・一緒に食べさせてもらおうか」
そう言うと莉世の対面のクッションに座り足を組んだ。
ラシッドは横柄にアーメッドに書類を渡すと執務室を出て行った。
残されたアーメッドは思いっきり深く溜息を吐いたのだった。
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莉世はマハルにお腹が空いたと言ったものの食事が運ばれるといつもの食欲は無く、マハルを心配させないように少しずつ口に運んでいた。
居間の扉が開き、ラシッドが入ってきた。
「お兄様・・・」
入ってきたラシッドは無表情で莉世は見つめるだけだった。
「食事中か・・・一緒に食べさせてもらおうか」
そう言うと莉世の対面のクッションに座り足を組んだ。