Falling in secret love YOU...




とりあえず電話を繋げたまま、人に聞かれないような場所に移動する。



「あなたが誰か今わかりました!!わざと言わなかったんですか?!?」


「いや、まさかホントに知らないとは思わなかったし、ただの“谷川 修斗”として俺を見てもらいたかったんだ。」


「はぁ…。そうなんですか…。」

「つか、名前、喋り方。」


「え??」


「だから、名前で呼んで。それから、敬語なし。」


「へ……??なんで??」


「俺も“憂里”って呼ぶから」



ドクン…!!



どうしてかわからなかったけど、谷…、修斗にそう呼ばれると心臓が暴れだした。






.
< 64 / 156 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop