Q
「もーやめやめっ!んなこと言うために今日約束してたんじゃないだろ?」
まぁ、俺のせいなんだけどな。
あの日のことがあったのと、過去を隠していたこと。
でも阿部麻里亜が菅原に言葉を与えるなら、俺だって何かしたい。
この雰囲気をぶち壊す。
「今日は秘密を知ってる三人で、ありのままの自分で過ごす。そのために集まったんだろ?」
せめてQのことをなしとして、俺以外の人間とも菅原らしく話す。
普段はなかなかこんなこと出来ないからな。