「阿部麻里亜は?」

「なにが?」

「初めての父親の感想」

「私には甘える人がいたから、そこまで追い詰められてなかったけど、家族が増えて嬉しかった」


その笑顔は、本物の笑顔で、コッチまで笑みがこぼれそうになった。


「あ!今の笑顔写メりたかった〜〜!!」


どうやら、ホントに笑ってしまったらしい。


「麻里亜さん……?」


その時、丁度生徒会の方から菅原が帰って来た。


「Qさま!要くんが待っている間、私が相手をしていましたよっ♪」
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