「う、う、うさぎさ……」

「わ、わりぃ」


マジで?

菅原の前で……しかもネコさんの前で独占欲丸出しなんて……。


嫌われない?

大丈夫かな?


「涼歌、愛されてるって」

「あ、あいっ……!?」

「ネコさ……」

「別に恥ずかしがることじゃないよ。涼歌が大切にされてるならそれでいい」


今、この人から愛情を感じた。


でもその愛は、恋愛うんぬんじゃなくて……。


「今日は、カレカノになった二人を見たかっただけだから」


それはまるで……父親のような愛情。
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