Q
「梅亜が、復活するかもしれないってこと?」
「復活しないかもしれないけどな。大切なモノを手に入れたから」
「Qさま?」
俺は黙ったまま笑った。
それより、気になることがある。
「愛海、二時間前くらいに帰ったばっかりだろ?」
「あぁ、これから塾なの」
「あれ、まだ行ってたの?」
「ううん、ちょっと顔見せてくるだけ。でも今日じゃなくても大丈夫だからあたしも探すの手伝おうか?もう暗いし」
……後ででもよかったかな?
よく考えてみれば、もう五時過ぎてるんだよな。
……よく見てみれば、さすが冬、暗い。
「大丈夫なら一緒に探すか」
「あたしもナイちゃんに会いたいしね」
ということで、愛海とマネージャーを探しに行くことになった。