1月といったらまだ真冬。

よく見ればマネは震えている。


当たり前だ、こんな寒い中に三時間も……。


「ったく、バーカ」

「え?」

「愛海、家連れてくぞ」

「あ、うん、ナイちゃんこっち」


ということで、愛海の家に連れ込んだ。


俺ん家知られたら逃げた意味ないしな。


愛海の家に着くと、忘れていたことを思い出した。


「ヤッホー要〜♪」


……姉の叶の存在を……。


「そうだった……」

「あれ?そちらどちら様?」

「マネージャー、会ったことなかった?」

「か、叶って……」


……あ、そっか。


「現役モデル」
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