Q
「なぁ菅原」
「なに?ウサギさん」
俺は菅原の耳元に顔を近づけ、そこで囁いた。
「一緒に泊まるとなると、安全の保障はできねぇよ?」
菅原の腕を引き、部屋に入れてドアを閉めた。
カチャリ、玄関のカギを閉めると、菅原は驚いた顔をしたまま固まっている。
可愛い、愛しい、ギュッと菅原を抱きしめると、ゆっくりと菅原も抱き締め返してくれた。
溢れだすこの気持ちを俺はどう表せばいいのだろう。
少しだけ距離をとり、俺は菅原にキスをした。
幸せを伝えたくて、長い長いキスをした。
end