「前の用心棒って……ネコさん?」

「そうそう、よく知ってるわね。卒業しちゃったけど」

「本藤先輩は超俺様だったもんね」



あぁ、なんか分かる気がする...。

あの自信満々な感じ、一度会っているから容易に想像がつく。

あのノリのままQの用心棒としてそばについていたのだろうか。



あれなら多少反感を買っててもおかしくない。

うん、よくわかる。



「でも、なんでだろうね?ウサギちゃんみたいに、いきなり用心棒になったよね」

「俺みたいって……廊下でいきなり命令されたのか?」

「違うみたい。だって、誰も見てない場所で決まったみたいだから」



誰も見てないって……校内だと目立ちすぎる。



……外で会ったのだろうか……?
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