Q
「しょうがないでしょ?女が用心棒になるなんて変だもの」
「そうか……」
Qてものは、思ってたより結構辛いのかもしれない。
それは俺にはわからないけれど、最初のころに味わっていたあの驚くような、逃げるような、遠巻きに見るような視線、あれだけで俺は居心地が悪かった。
Qはその程度じゃ済まない。
自分からも突き放さなければならないのだから。
そんな風に物思いにふけっていたけれど。
「ってことで、泊めてね♪」
……あ、結局そこにたどり着くんだった...。
俺は菅原に負けたのだ。
―――――夜中
「……なんで」
「大勝利」
「なんでババヌキごときで七連勝もするわけ!?」
俺たちはトランプで盛り上がっていた。