「というわけで、放課後麻里亜さんの教室でいいかしら」



つまり、今日の俺には仕事が入ったってわけだ。





――放課後

二人が話している間、俺は外を眺めていた。



その景色の中に菅原ともう一人、男の姿が見えた。

普段の菅原にはなかなか男は寄り付かない。

でも今見た姿は、男が声をかけて駆け寄り菅原が振り向き会話スタート。

みたいな感じだった。



微かにココロがざわつく。

……あの男、誰だ?

< 96 / 410 >

この作品をシェア

pagetop