忍抄(しのぶ・しょう)
錆びだらけの小さな鉄門を開けて、俺はがたぴしゃいうガラスの引き戸を開けて玄関に入った。
「よう!鳥居!来たぞ!」
すると奥の台所から割烹着を着て出てきた者にびっくりしてしまった!
高校生一年ぐらいか!瓜実型の顔をして肩まで艶のある黒髪を垂らした女の子だった。
「あ・・・す・・・済みません・・・俺、設楽と言います」
その可愛い女の子はくすと笑うと、
「兄のお友達ですね!二階で待ってますよ」
俺は固くなって靴を脱いで二階に上がった。
「コーヒーでいいですか?」
彼女が階段の下から聞いた。
「は・・・はい!お願いします!」
俺は階段を這い上がって鳥居の部屋に入った。そして奴の肩をひっぱたいた!
「おい!なんで妹さんが来ていることを言わないんだよ!」
鳥居は眉をしかめて、
「妹?・・・あ、ああ!忍(しのぶ)か!」
「忍さんか!しかもあんな可愛いなんて知らなかったぞ!絶対お母さん似だよな!お前は親父似に違いない!」
鳥居はぽかんとした顔を見せたが、にやりと笑って、
「・・・そうだな。確かにあいつは母親似だ。お前、気に入ったのか?」
「よう!鳥居!来たぞ!」
すると奥の台所から割烹着を着て出てきた者にびっくりしてしまった!
高校生一年ぐらいか!瓜実型の顔をして肩まで艶のある黒髪を垂らした女の子だった。
「あ・・・す・・・済みません・・・俺、設楽と言います」
その可愛い女の子はくすと笑うと、
「兄のお友達ですね!二階で待ってますよ」
俺は固くなって靴を脱いで二階に上がった。
「コーヒーでいいですか?」
彼女が階段の下から聞いた。
「は・・・はい!お願いします!」
俺は階段を這い上がって鳥居の部屋に入った。そして奴の肩をひっぱたいた!
「おい!なんで妹さんが来ていることを言わないんだよ!」
鳥居は眉をしかめて、
「妹?・・・あ、ああ!忍(しのぶ)か!」
「忍さんか!しかもあんな可愛いなんて知らなかったぞ!絶対お母さん似だよな!お前は親父似に違いない!」
鳥居はぽかんとした顔を見せたが、にやりと笑って、
「・・・そうだな。確かにあいつは母親似だ。お前、気に入ったのか?」