純恋
ジャングルジムの前で立ち止まり息を切らせながら俺は見上げた。


そんな俺に優里が気付いた。


「雅樹…。」


小さい声で呟く優里。

いつもの元気ゎなかった。


俺は黙ってジャングルジムに手をかけてよじ登る。


すると優里が避けるようにジャングルジムから降り始めた。

「おい!待てよ!」

俺もジャングルジムから降りる。


そして優里の後を追いかけた。


「やだ!来ないで!」


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