1059-てんごく-
手も洗ったし、家に入ろう。

白いドアを開け、周りの風景を見渡す。。

木目調の年季の入ってそうな、靴箱。

きれいに並べられた靴。

靴を脱ぎ、家へ。

ん??

靴の後方に「たかし」って書いてある。

俺。。。たかし??。。。

まあいいや、わからん。。

家に上がり、良いにおいのする部屋へ。

おなかの痛みが消え、それとともにグルグルっとおなかの辺りから音が鳴る。

木目調のドアをあけると、そこには、さっきの女が。

女「電気は?」

俺「消した、よ。」

女「ありがと。ん?どうしたの話し方へんよ。」

しゃべり方??

変??

ん?

俺「消しました」

女「フフ、おもしろいわね。今日からお父さん出張だから、お母さんとたかしのふたりよ。」

女「はい、シチュー」

俺「ありがとう」

女「なんか今日よそよそしいわね。。」

たしかに、俺がたかしでこの女が母親ならいちいち感謝したり、敬語はおかしいな。。

俺「いつもと一緒だよ、おかあさん」

女「そうね」

その後、シチューを食べゆっくり過ごす。。。

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