‡比翼の鳥連理の枝‡
なぜか…飛んでいきそうに見えたんだ。



公園から病院まではすぐ近くで三階くらいなら俺の足なら余裕で間に合う。


『おいっ!!危ないだろ』
手を伸ばして抱き寄せる。

『え…?』

驚いた顔をしてる。

『いきなりごめんっ!!何かあの公園にいて飛んでいきそうに見えたから…ついっ!!』


あ~何言ってるんだ!??
こんなの俺のガラじゃねー!!

ていうかただの変質者じゃねえか…

慌てている俺をよそに彼女は笑ってた。

『あははっ!!おもしろーい…あたしが飛べるわけないよ。』


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