‡比翼の鳥連理の枝‡
遙は典型的なギャル。
何か知らないがよく俺を見つけては声をかけてくる。


好きだよ…って言われた事があったけど

何も感じなかったしなにしろめんどくさかった。厚い化粧をして偽りで固めた姿にしか見えなかった…。


振り向いてまた棚に視線を戻す。

『ここで会うなんて珍しいね。』


『そうか?買い物くらいはするぜ』

『あ、この後カラオケ行かない?』

『行かねえよ…』


ぶっきらぼうに言うと、周りの奴らが騒ぐ。

『将!!今のひどいよ…遙が可哀想』


『言い方って他にもあるよね』

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