櫻の咲く頃に
言葉より先に抱きしめた。



「ありがとう、梓。」




誰もいない屋上で抱きしめあう。




俺の心も空と同じように晴々していた。




体を少し離し梓の顔を見る



「好きだよ。」




「私も賢斗君が好き。」




気持ちが通じ合い




唇が重なった。






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