櫻の咲く頃に
一弥とは帰りがいつも一緒。




一弥を教室に迎えに行くと梓もちょこちょこくっついてくる。




何だか、オマケみてぇ。




「賢斗、梓と先に行ってて!忘れ物した!」


そう言って一弥は教室へと戻った。



「賢斗君に彼女いるって噂は本当?」


河村は俺に話しかけてきた。



噂になる程の事なのか?






「さぁ?どうだか?知りたい?」



チラッと見ると河村はじーっと俺を見ている。





「賢斗君はカッコイイから…いるよね。」




何でそんなに残念そうに言うんだよ。




気になるだろ??







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