。☆゜星空゜☆。
えっ?あれっ?チョット待った。
体が震え出した。
「流奈、どうした?」
理恵のあたしを覗きこむ不安そうな顔……。
それがまた恐怖へと突き落とした。
ピピピピピピーーーー。
「もう、いや~っ!りえぇ!どうしようぉ!!」
「どうしたの?なにがあったの?」
「流奈、電話に出てたよ。雄也からの電話留守電にしようとして通話ボタン押してた……」
恐怖のなか、やっと言葉にした。
理恵の顔も強張った。
ピピピピピピーーーー。
「じゃ……、会話が丸聞こえ……?」
震えが止まらなかった。
鳴りやまない着信は、雄也の怒りそのものだった。
あたしは出る勇気もなく、ただ留守電のボタンを押すのが精いっぱいだった。
「流奈?とりあえず帰ろ。このままじゃヤバイよ……」
「待って。いま動いたら逆にヤバイ」
「……だよね」
「流奈、みんなに知らせてくる」
そう言って男たちの元へ走った。
「マジ?ヤバくねぇ?でも向こうひとりだろ?」
「無理だよ。雄也の怖さ知らないからだよ」
「余裕だろ。どうせ2コ下だろ?」
わかってない、コイツら。
あたしはヤツらを睨みつけた。