。☆゜星空゜☆。
あたしたちがコンビニにたむろってラーメンを食べていると、前から4人のヤンキーねぇちゃんが歩いてきた。
あたしは見ないふりしてラーメンを食べていた。
「おい!お前らよ~、地元どこだよ?」
女たちは明らかに年上で、18歳くらいだった。
あたしはいつも1番に突っかかるのに、そんな気力もなく、ひたすらラーメンをすすった。
ほかの3人が不思議どうにあたしを見ているのを感じながらも、気付かないフリをした。
「てめぇ~らシカトかよ?どこだって聞いてんの~!!」
苛立ちを押さえられなかった加奈が、言い返した。
「うるっせ~んだよ!おめぇ~らこそ、どこだよ」
「ここだよ!ウチらの地元だよ!てめぇらどこだよ」
「関係なくねぇ?お前らに……ってか、うぜ~よ」
加奈が突っかかり、相手の女が加奈を蹴り飛ばした。
「いくつだよ?お前ら」
「じゅ~さん歳!だからなに?おばさん!」
加奈は立ち上がって胸元を掴んでいた。
「ちょっと来いや!!」
女たちはそう言うと、コンビニの裏のほうに歩いていった。
その後を険しい顔をした加奈がついていく。
「流奈!早く!」
由美と薫があたしを引っ張った。
「あ……うん。トイレ行ってから行くよ」
ふたりは呆れたような顔をして、加奈の元に走って行った。