。☆゜星空゜☆。
ヤッチャエヨーーーー。
そのとき、あたしの血が騒ぎ出した。
「それだけ?気が済んだの?」
そう言いながら、あたしは相手の女の髪の毛を掴んで、顔を殴りまくった。
「やめろよ!」
仲間の女たちがあたしを押さえつけようとしたけど、振り払いながら、そいつの上に跨ってひたすら殴り続けた。
「わかった……わかったよ……、謝るから。土下座するから許して……」
「流奈!それ以上やめな。マジ捕まっちゃうよ。マジやばいって!」
由美の怒鳴り声とともに相手の女から離れた。
「コイツ、頭いっちゃってんじゃないの?」
女たちはあたしが殴った女をかつぎ、去っていった。
「やっぱ流奈はつぇ~よ!流奈がいれば怖いもんなしだよ~」
みんな、あたしに近づいてきた。
バカみたい。
そう思いながら、あたしは単車のところまで戻った。
怖いもんなんて、なんもなかった。
失うものさえなくなったあたしには、もうどうでもよかった。
それからまた昼と夜の逆の生活を送った。
悪さばかり繰りかえして、意味もなくコンビニの前でたまったりして。
売られたケンカは買って、どんどん前にいた世界に落ちていった。。
翼と別れてまだ2日しか経ってないのに、あたしは変わっていった。