。☆゜星空゜☆。
でも、違うんだよね。
あたし、翼のことなんて、なんにも考えてなかった。
ただ逃げていただけ。
車の中でそんなことばかり考えていた。
「よぉし!俺たちの愛の巣に到着だぁ~!!」
「ヘヘ♪愛の巣~?」
「当たり前じゃん!!」
翼はいつもそう。
あたしを元気づけてくれる。
いけないことはいけないって叱ってくれる。
いろんな形で喜ばしてくれる。
ハラハラしたり、ドキドキしたり、いつもあたしにいろんな感情をプレゼントしてくれるんだ。
いつもそうだった。
つらいときも、ひとりで寂しいときも。
気がつけばいつも翼がいてくれた。
そう、いつでもあたしのそばに翼がいてくれたんだ。