。☆゜星空゜☆。
「翼ぁ~!もういいよぉ!もったいないからとっておこう?」
「いいんだよ……今日は……」
「今日は?」
「そうそう!流奈が戻ってきた日だし、またスタートの日だから」
「まったく~!また買いに行かなきゃだね!!」
「どうせ残り2枚だし」
「マジで!?じゃあ撮っちゃおうか!」
「よし!」
「じゃ、ふたりとも変な顔しよーよ!で、どっちが不細工かで勝ち負け決めるのな」
「えーっ!?」
「ほら、やるぞ!判定は写真ができたときな」
「いいよぉ!じゃあ、流奈が勝ったらどうする?」
「う~ん……、しょうがねぇなぁ。流奈の言うことなんでも聞いてやるよ」
「よしっ!」
「じゃあ、俺が勝ったらどうする?」
「しょうがないなぁ~、翼の言うことなんでも聞いてあげるよ!」
「マジ?言っちゃった?」
「いいよぉ~。負けないし!」
「よしっ!じゃあいくよ?」
「ハイ、チィーズ♪♪」
「アハハハッ。おもしれ~!絶対、俺の勝ちだから」
「ムリムリ、流奈だって負けないよ」
「俺はもう言うこと考えたしね」
「現像楽しみだよ」
「そうだな!じゃあ残り1枚だから、ちゃんと撮ろうな」
「うん!」
「よし!いくぞぉ~!ハイッ、チーズ!!」
あたしは精一杯の笑顔で。
翼はカメラを巻きだした。