。☆゜星空゜☆。




Dear 最愛なる流奈



流奈?流奈がこれを読んでいるとしたら、俺はいま、流奈の隣にはいないんだね。


俺はいま檻の中かな。それとも、逆に殺されてこの世にいないかな……。なぁ~んて冗談だよ!俺はそんなに弱っちくねぇ~よ!!


でも、流奈、ごめんな。


寂しい思いさせて。


流奈のことだから、この手紙を泣きながら読んでいるんだろうな。ばぁぁ~か!!


でもな、流奈。わかってほしいんだ。


やっぱり俺は流奈を傷つけたヤツらが許せねぇんだ。


流奈から話を聞いたとき、もう俺の中ではヤツらを殺すことしかなかった。本当に許せない。


いまこれを書いていても怒りで狂いそうになるんだ。


流奈のそばにいたかったよ。でもな、俺の大事な流奈を傷つけたヤツらは、やっぱり生かしておいちゃいけねぇんだ。


ごめんな、流奈。


でも、自分を責めないでくれな?


流奈が真実を言ったからどうとか、そういう問題じゃないんだ。流奈が言わなくても、俺は絶対に気づいてたよ。気づく自信がある!


俺が流奈のことをどれだけ見て、どれだけ愛してるか。


まぁ、流奈には俺の気持ちはわからないかもしれないけどな。


俺がいないと流奈はどうしようもない奴だから。


いまごろ悲しんでる姿が浮かぶよ……。


でも、俺は流奈を愛しているから。


どこにいても流奈を愛し続けるから。


だから笑っててな。


それだけは約束な。


流奈の笑顔が俺に幸せを与えてくれたから、きっと流奈のまわりにいる人も幸せな気持ちになれるよ。


だから笑っててくれな。










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