。☆゜星空゜☆。
「ごめんな……、俺、手出しちゃったな……」
「なんでよ?流奈だって翼としたいって思ったよ」
「流奈のこと大事にしてないみたいじゃん」
「なに言ってんの?大事にされてるよ。翼の愛情ね、たくさん、たくさ~ん伝わってきたよ」
「本当?嫌いになってない?」
「だぁぁぁぁぃ好きだよ!逢うたびにどんどん好きになるもん」
「流奈……。ありがとう」
愛してる、好き。
こんな言葉じゃ表せないほぼ、たくさんの気持ちがあたしを埋め尽くす。
その後、あたしたちはたくさん話して、たくさんKISSして、ふたりで抱き合いながら、幸せを噛みしめ眠りについた。
翼の胸の中はすごく温かかった。
「おい、流奈!起きろ!」
「う……ん……」
「コラッ、学校だぞ!」
「ねむい……。行かない……」
「行かないじゃない!」
「えっ?」
翼の大きな声であたしは、あわてて飛び起きた。
「ねぼすけ流奈!」
「ごめんなさい」
「約束は~?」
「はい!守ります」
しぶしぶ、あたしは支度をはじめた。
「ってか、流奈、制服は?」
「いつも私服で行ってるもん、制服は学校に置いてあるから」
「はぁ~、まったく……。ほら、行くぞ!」
翼はあたしを本当に学校まで送ってくれた。