。☆゜星空゜☆。


雄也とは毎日のように一緒にいた。


学校に顔を出すときも、外に出るときも。


もちろん友達となんて遊ばせてはくれない。


そんなあたしが雄也から解放されるのは、雄也が帰った夜中のみだった。


だから、夜寝たふりをして電話にでず、そおっと抜け出しては遊んでいた。


夜もほとんど一緒だったから、一緒にいない日だけ、パラダイス気分で友達とでかけていた。


初めは「もしばれたりしたら……」と思うと、背筋が凍る思いだったけど。


何度か成功しているうちに、そんな不安さえなくなり、うしろめたさもなくなった。


「別に男と変なことしているわけでもないし……」そんな考えでいたんだ。



あたしは雄也を甘く見すぎていた。






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