。☆゜星空゜☆。
.:*ChristmasNight*:.
「おい!寝ぼすけ流奈~、起きろ~!」
「えっ?うん……」
「おい!流奈、起きて」
「う……ん。って、いま何時?」
「もう夕方の6時!」
「えーっ!もう今日が終わっちゃうじゃん!」
「流奈、起きねぇんだもん』
「起こしてよ!」
「俺もいま起きた……」
「アハハハッ。バカ!」
もっともっと時間が欲しくて、寝るのがもったいない。
翼ともっと一緒にいたいって思った。
翼とじゃれあっていると、あっという間に時間が過ぎた。
あたしは翼に送ってもらって家に帰った。
また次の日から真面目に学校に行き始めた。
学校が終われば翼に逢える。
土曜になれば一緒にいられる。
それだけを楽しみに。
翼で始まり翼で終わる毎日を過ごし、逢えない日は不安に陥った。
そして12月も半ばを過ぎたころ、あたしは理恵とX'masプレゼントを見に出掛けた。
翼に渡すプレゼントを探しに。
理恵はすぐに見つけて、お揃いのマフラーを買っていた、
あたしは、優柔不断でかなり時間がかかったけど、ペアネックレスに決めた。
そして、冬には寒すぎるミニのワンピース型のサンタクロースの衣装も買った。